品種茶一覧はこちら。
皆さんご存知でしたか?
実は、日本茶には100種類以上の品種があることを!
色・香り・味 それぞれ個性があって、とても魅力的です。
当店では、50品種を超える数の品種茶を取り扱っています。
この数は勿論日本一。それも圧倒的な差です。
また国内唯一の“品種とお茶の専門店”でもあります。
ここでは、そんな数多ある品種のお茶の選び方をご紹介します。
まずは、「お茶の味」
主に、旨味・甘味・苦味・渋味 で構成されます。
次に、 「お茶の色」
お茶の色は多種多様です。一般的には緑色ですが、緑でも濃緑、鮮緑、黄緑など。
さらに、黄金色、灰色、赤色、白色・・・etc。あなたが求める色味を探す事も出来ます。
最後に、「お茶の香り」
品種のもつ香りとして、若葉のような青々しいものから、花や果物のような
フローラル・フルーティーなタイプに大別できます。
また、産地独特の香りやほうじ茶のような焙煎香も御座います。
代表的な品種について、味を横軸、香りを縦軸で位置付けしたものが下記のマップになります。
丸の色はお茶の色を表しています。
*マップはあくまでも一般的な品種特性を表現しています。気候や産地、生産者や加工方法などによって品質は変わりますのでご了承下さい。
日本茶の品種
品種には大きく2つの役割があります。
・味や香りといった【品質面】=消費者の価値
・病虫害や寒さへの適応、収穫量・収穫時期といった【生産面】=生産者の価値
これらを時代のニーズに合わせて提供するために生まれたのが品種になります。
古くは在来種(実生)といった非クローンが主流となっており、品質と生産共に多くの課題を抱えていました。その後「やぶきた」品種の登場で品種化が一気に進み、現在では国内の74%を占めるまでになっています。一方で、過度な単一品種の普及によって、品質の多様性という嗜好品の本質を失ってしまいました。昨今では「お茶はどれもみんな同じ」「喉の渇きを潤すだけ」というご意見が大半です。
長年お茶業界内部では、品種の個性が嫌われ「やぶきた」偏重主義が続いてきました。また、お茶は流通の過程でブレンドするのが当たり前で、品種が表に出ることはほとんどありませんでした。
心向樹は、お茶の品種の持つ本来の魅力・価値を大切にしたいと考えております。そして、品種・産地・生産者それぞれの特性を生かしたお茶を、皆様の美味しいに繋げて参りたいと思います。
品種茶が切り拓く未来を信じて。